2013年12月27日金曜日

LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8 へ一言


今年の紅葉シーズンに評判のよいLUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8を買った。使ってみ
て、写りの良さは、所有しているLUMIXレンズの中で抜群であることを知った。

また、インナーズーム機構なので、ズームしてもレンズの長さが変らないことや防塵防滴であ
ることも評価しているところである。ズームリングのトルクにも高級感があって操作性も非常に
よい。撮影に出る時は、毎回ザックの中に入れるレンズになりつつある。

ところがこのレンズについて、私は気に入らない点がある。そのことについて一言指摘したい。
それは、塗装仕上げについてだ。

「GX7に装着したピカピカ紫色に光る35-100mm/F2.8」
 

G X VARIO 35-100mm/F2.8を買って、始めに装着したのはGX7であった。装着した全体の形
はなかなか良いものの、ボディとレンズの色味が変なのだ。よく見てみるとレンズが紫色に光
っているではないか。あれ?黒ではないのか?当初は、黒い塗装が光の具合で紫色に見え
るのだろうと思っていた。しかし、よく見てもやはりボディは紫色なのだ。

何だこれは?と疑問に思った。ひょっとしてGH3とほぼ同時期に発表されたレンズなので、
GH3に似合のかもしれないと思い、GH3に装着してみた。結果は同じ。形は悪くないがボディ
との色のバランスが悪い。レンズが紫色にピカピカ光って違和感があるのだ。

また、この光沢仕上げの塗装は滑りやすい。ツルツルしていて滑りやすい仕上げなのである。
レンズは、レンズ交換する時、かなり触るもの。これが滑りやすくては問題である。

いったい、開発者は何を考えて、紫色の滑りやすい仕上げにしたのだろうか?どう考えても
理解できない。レンズが単体で使うものなら文句は言わない。しかし、レンズはカメラというボ
ディに装着して使うものなのだ。そのバランスを欠いていては話にならない。

同じXシーリーズのLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8もボディ色は、同じ紫色の光沢のある
仕上げになっている。欲しいレンズの一つなのだが、このことがネックになっていて、買い増す
気になれないでいる。

いずれこれ等のレンズは、先々モデルチェンジするだろう。どうかその時は、紫色の光沢仕上
げは止めてほしい。黒色に変更し、滑りにくい仕上げにすることを強く要望しておきたい。


「GX7+G X VARIO 35-100mm/F2.8で撮影」

「デジカメ生活を見る」


2013年12月7日土曜日

ニコン、フルサイズ一眼レフDfに触った


ニコンDfが11月28日に発売された。早速、感触を確かめるため家電量販店で触ってみた。
写真で見た第一印象は、イカツイ、ガンダム、グロテスクという感想を持ってしまったものの、
いざ実機に触ってみると、レトロな佇まいに心惹かれるものがあった。

カメラ雑誌の各誌でもプロの方々は、かなり誉めていて欲しい一台に入れている人が多い。
確かに、これまでにない一眼レフであり、フイルムカメラを知っている人ならだれでも心惹か
れるだろうと思う。

 


いざ、触ってよく見てみると、ちょっとダイヤルやボタンが目立って、違和感があったシルバー
色だが、単なるシルバーではなくちょっとアメ色が入っていて、なかなか上品なのだ。「いいじゃ
ない!」という言葉がついて出た。

次にグリップ。Dfのグリップはかなり小振りで、鷲づかみタイプではない。指を斜めにかける
タイプだ。よって大きな望遠レンズを手持ちで振りまわすカメラではない。やはりスナップ用途
なのだ。そう考えればこのグリップは理解できるし悪くないと思う。

DFの特徴は何と言ってもその操作性だ。各種の主要な設定をダイヤルとボタンでやるように
なっている。いじってみると、これがなかなか面白い。ISO感度、絞り、露出、シャッタースピード、
撮影モードがすべてダイヤル操作なのだ。

操作していると、昔触ったフイルムカメラを思い出した。フイルムカメラをいじっている気持ちに
なった。ちょっと回しずらい電源スイッチなども、昔のカメラも回しずらいところがあったとか、そ
んなところまで思い出させる要素が詰まっていた。

その中で操作がわからなかったものが撮影モードダイヤルである。力を入れて回しても回らな
い。押したも押しこめない。しかたなく店員さんに声を掛け聞くと、引き上げて回すのだと言われ
ビックリ。確かに上に引き上げると回った。そんな操作も昔のフイルムカメラにあったかもと思い、
笑ってしまった。

シャッターを切ってみた。するとちょっと堅い音がした。音と切った後のボディへの振動がちょっ
とソニーのα7と似ていると思う。固い壁に当たるような感じがした。ちょっと好みではないが、
まあ許容範囲だろう。

それにしても、いじればいじるほど、触れば触るほど、面白さにハマる。機械としてのカメラを操
作する楽しさを味わうことができる。素人がこの操作を遠目に見れば、きっと操作している人に
敬意を払うだろう。そして、素人には絶対使えないカメラである。

短時間であったが、Dfに触って思ったことがある。それは、Dfで撮った写真の写りが、少々悪く
ても、カメラが悪い、性能が悪いではなく、「お前が悪い」「お前の操作が悪い」とカメラに言われ
るだろうということである。それだけ、Dfには高い存在感がある。

触っていて、危うく私の「欲しいモード」のスイッチが入りそうになった。現在2つのマウントを使っ
ているので、そこは自分に言い聞かせた。「買わない、買えない」と。


「野良猫くん」
 

「デジカメ浪漫を見る」