2016年6月25日土曜日

LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 レビュー Ⅱ


一回目のレビューを書いてから、ちょと時間が空いてしまった。では、2回目を書こう!

LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3を手に入れて、ほぼ一ヶ月。カメラバックの中に、いつも入れ持ち出すレンズになった。それだけコンパクトなのである。G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6と大きさを比較できる写真をアップしたので見て欲しい。

『上が100-400(広角端)』

『上が100-400(望遠端)』



ご覧のとおり、広角端では、100-400mmの方が数センチ長い程度。望遠点でも5センチ程度長いないだろうか。径も見た目は、あまり変わらないが、直径は100-400mmの方が1センチ大きい。フィルターは、100-400mmが72mm、100-300mmが67mmである。

ただし、重量はかなり違う。100-300mmが520gなのに対し、100-400mmは、倍近い985gある。手に持つと、ずっしりとした重さを感じる。日常的にフルサイズのレンズに触っている人にとっては、なんてことのない重さであるが、マイクロ4/3中心の人はビックリするだろうが、それだけ、中身が濃いレンズなんだと理解してほしい。

現在、撮影のメインは、野鳥撮りである。カメラは、GX8または、GH4に装着して使っている。三脚に載せた写真だが、下記を見て欲しい。どちらのカメラに装着しても、よく似合う。

『GX8に装着(側面)』

『GX8に装着(斜め後方)』


『GH4に装着(側面)』


『GH4に装着(斜め後方)』




GX8に付けた方が、デュアル補正が効くので、ファインダー画像の安定力が高い。初めてファインダーを覗いた時には、補正力の高さにビックリしたものである。

よく、GX8は、レンジファインダー風デザインなので、レンズの光軸上にファインダーがなく、望遠レンズは、使い辛いと言う声がある。これは、GX8を使い込んでみると、ほとんど気分の問題、慣れの問題そして、好き嫌いの問題であることが解る。人間の感覚は、そんなにおバカには出来ていないのである。少し慣れれば、レンズとファインダーの軸が違っていても、それを修正して、被写体を捉えることが出来るのだ。

LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3を使うには、デュアル補正が効くので、GX8かGX7MK2がおすすめだが、望遠レンズに慣れていれば、GH4でも十分に撮影可能である。レンズ内補正が効くので、しっかり構えれば、800mmを手持ちでも十分に撮影できる。

最後に、作例を下記に上げておこう。カワセミは、GH4で撮影したもの。ガビチョウは、GX8で撮影したものである。どちらも手持ち撮影である。

『カワセミ 1(GH4)』


『カワセミ 1拡大(GH4)』


『カワセミ 2(GH4)』


『カワセミ 2拡大(GH4)』


『ガビチョウ(GX8)』


『ガビチョウ拡大(GX8)』



拡大画像は、ピクセル等倍でアップ予定であったが、システムの都合で、少しだけ小さいものになっている。解像力は確認できると思う。なお、画像は、クリックすると横幅800ピクセルまで拡大される。

次回は、野鳥の飛翔シーンの撮影についてレビューしたいと思っている。上手く撮影できなかった場合は変更あり ^^;



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