2013年9月27日金曜日

パナソニック LUMIX DMC GX7 ファーストインプレッション その5


GX7には、多くの新しい機能が追加されている。中でも使っていて特に有効だと思う機能は、
以下のとおりだ。

〇ボディ内手ブレ補正:補正機能の無いレンズに作動
〇最高シャッター速度 :1/8,000秒
〇ローライトAF :-4EVの暗部でもAF作動

ボディ内手ブレ補正は、これまで積極的に使えなかったオリンパスのレンズやオールドレン
ズにも使いたくなる。ただし、オールドレンズに凝る可能性があり出費が怖い^^;

1/8,000秒の高速シャッターは、明るい単焦点レンズを開放絞りで使える場面が増える。フイ
ルターで減光する必要が減り、撮影が機敏にできるようになった。

ローライトAFは、夜間の撮影に有効で、高感度撮影の試写でも大いに役立った。日常では
有り難味は少ないかもしれないが、いざという時に役立つ。

さて、下記に前回アップできなかった試写の続きを掲載した。
貼りつけた画像は、RAW+JPGで撮ったもののうちJPG画像を何の補正もせず、PicasaでURL
を入れ、縮小したものである。なお、1200×901ピクセルの画像を見るには、右クリックのメニュー
で「リンクを新しいウィンドウで開く」を選択することで見ることができる。


 
ISO200

ISO200
 
ISO200


ISO200

ISO400

 
ISO200

ISO1250

ISO8000



とても気に入っているGX7であるが、最後に改善要望を出しておきたい。

〇折角、マグネシューム合金を使いながら、塗装の仕上げ方のためか、見方によってはプラス
チックぽく見える。金属をであることを感じさせる塗装仕上げに!

〇モードダイアルの大きさが小さ過ぎる。もう一回り大きく!

〇右側のストラップ取り付け金具の位置があまりよくない。グリップするのに邪魔になることが
ある。人差し指で跳ね上げて使用している。グリップ外のところに付けてほしい!

〇最後に提案!
4:3のセンサーを4:4、つまり真四角にして縦撮りも自在にできるマルチアスペクトを実現して欲
しい。大きめのセンサーになるが、これなら90度チルトファインダーもより有効になる。


LUMIX DMC GX7は、盛り込まれた機能も実にテンコ盛り。パナソニックでは今ある技術を全
部入れたと言っている。
デザインや操作性が気に入ったならぜひ使ってほしいカメラである。

以上でファーストインプレッションは終わり。今後GX7について何か気が付いた点があれば
またこのブログに記載する予定である。


「デジカメ生活を見る」

2013年9月26日木曜日

パナソニック LUMIX DMC GX7 ファーストインプレッション その4


LUMIX DMC GX7を9月13日に手にして、1000枚以上撮影した。インプレッション1に書いた
ように軽快に撮影できるカメラである。高いシャッター音に撮ることを促され、撮影の世界に入
り込むことができる。

下記に約1,000枚ほど撮った中から、参考になりそうな画像を貼りつけてみた。本来ならフルの
元画像を提供したいところだが、容量が大きくなり預けるサーバーがないのでご容赦。
ただし、1200×901ピクセルとし、普段より大きめの画像とした。

貼りつけた画像は、RAW+JPGで撮ったもののうちJPG画像を何の補正もせず、PicasaでURL
を入れ、縮小したものである。なお、1200×901ピクセルの画像を見るには、右クリックのメニュー
で「リンクを新しいウィンドウで開く」を選択することで見ることができる。

撮影時のカメラの設定は、ほぼ以下のとおり。
〇フォトスタイル:風景
〇IDレンジコントロール:AUTO
〇超解像:拡張

撮影に使用したレンズは、画像毎に示していないが、以下のとおりである。ほとんどレンズセッ
トに付属している「G 20mm/F1.7Ⅱ」を使用している。
〇G 20mm/F1.7Ⅱ
〇G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6


ISO200
 

ISO200
 

ISO200
 
ISO320
 



高感度の例
ISO6400

ISO8000

もっと沢山の画像をアップする予定であったが、ブログのページ制限のため上手くいかない。
枚数は少ないものの、GX7の実力を見てほしい。

1000枚以上撮って感じるのは、GX7の画質は非常に繊細でクリアであるということだ。発色
はパナソニックらしく、ナチュラルである。JPG画像でもカメラ内で多様な色づけができるので
好みに応じた画像を得ることができる。

ファーストインプレッション その5へ


「デジカメ生活を見る」

2013年9月22日日曜日

パナソニック LUMIX DMC GX7 ファーストインプレッション その3


今回は、GX7のデザインとレンズ交換が似合うかどうか?分析してみたい。
GX7のデザインは、一部でFUJI X-M1やSONY NEX-7を真似ていると言われることがある。


「DMC L1」
















しかし、それは間違いだ。流れとしては、GF1⇒GX1⇒GX7となり、ファインダーを内蔵したモ
デルとしてコンデジLC1、初代一眼レフL1のデザインの延長上にあるものなのである。GX7の
グリップの形状やファインダーの飛び出したデザインは、LC1とL1とよく似ている。


「DMC GX7」
















後に飛びだしたファインダーは、90度チルトする構造上、止むを得ずそうなったのか、デザイン
上そうしたのかは知らないが、結果としてLC1とL1によく似ているのだ。ただし、賛否が分かれ
ている。個人的には、見慣れればカッコよく見えるので、結構気に入っている。


アイカップなし
アイカップあり

ファインダーに別売のアイカップを付けると、さらに飛び出した形になるが、遮光性が高くなり、
視認性がよくなる。私は装着しっぱなしにしている。多分外すことはないだろう。


一般的に、レンズ交換する一眼レフカメラは、カメラの中央にファインダーがあって盛り上がっ
ている。この形が見慣れているし、脳に刷り込まれているので、レンズを交換するカメラは、そ
の方がカッコよく見える。果たしてGX7のような四角形のカメラに、交換レンズは似合うのか?
どうか?手持ちの幾つかのレンズを付け変え、試してみた。見え方、評価にはいろいろあると
思うが、十分にイケル、使えるとの感触を持った。


















上の写真は、タムロン90mmマクロレンズ(EOS用)をアダプターを介して装着したものだ。バラ
ンスが崩れるかと思ったが、なかなかカッコよく納まっている。後に飛びだしているファインダー
が、大きなレンズとのバランスを保っていると思う。

下記の写真は、手持ちレンズの内、幾つかを装着してみたものだ。四角形の躯体でもそれぞれ
交換レンズが似合っていると思う。


LEICA SUMMILUX 25mm/F1.4
M.ZUIKO  ED 9-18mm F4.0-5.6
 
 
M.ZUIKO  45mm F1.8
G X  PZ 14-42mm / F3.5-5.6


LEICA マクロ 45mm/F2.8
G 20mm/F1.7 Ⅱ




これ等の交換レンズのうち、ベストバランスは、どれか?構えてみたり、いろいろ試した結果
一番目に掲載しているLEICA SUMMILUX 25mm/F1.4が一番よいと思った。

きっと、街ち撮りスナップでも、25mm(35mm換算50mm)は撮りやすい画角だ。ちょうど目の
前の視界がそのままファインダーに納まる画角になる。一本装着してスナップしてもこのレン
ズなら描写力に間違はない。

ファーストインプレッション その4へ


「デジカメ生活を見る」




2013年9月21日土曜日

パナソニック LUMIX DMC GX7 ファーストインプレッション その2


先日、GX7で高感度別の撮影をしたので結果を掲載する。被写体は、近所のゴルフショップ。
被写体に他意はない。(適地だったので無断撮影させていただいた。ご容赦<m(__)m>)

撮影は、RAW+JPGの最高画素サイズ、画質で実施。
フォトスタイルは、スタンダード、IDコントロール:OFF、超解像:OFFで撮っている。
JPG画像は、撮って出しの無修正。
RAW画像は、ファイルを現像ソフトの「SILKYPIX Developer Studio Pro 5」で開き、そのまま何も
操作せず現像したものである。

なお、縮小画像をクリックすると「800×601」の画像が開く。元画像の文字をクリックすると、フル画
像が開くので、ノイズ等のチェックにどうぞ。


JPG
RAW
(ISO800)

(ISO800)

 
 
(ISO1600)

(ISO1600)

 
 
ISO3200

ISO3200

 
 
ISO6400

ISO6400

 
 
ISO12800
 
ISO12800
 
  
ISO25600

ISO25600

RAW ISO25600元画像



私は、GH3も所有しており、同じ場所でを影し比較してみたところ、高感度域では、GX7の方
が半段から1段程度ノイズが少なくなっていると感じた。なお、GX7はGH3に比べると、露出も
明るめに撮れる傾向がある。それだけ、ダイナミックレンジの広さに自信があるのだろう。
ISO3200は、JPGの撮って出しでも常用できる。RAW現像するなら、ISO12800でA4までいける
のではないかと思う。

GX7のセンサーは、新たに開発されたものだ。此処に掲載した画像から、その性能の素晴ら
しさを感じることができると思う。

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「デジカメ生活を見る」

2013年9月16日月曜日

パナソニック LUMIX DMC GX7 ファーストインプレッション その1


このブログでも動向を紹介してきたLUMIX DMC GX7を13日に買った。言うまでもなくGX7は、
GX1の後継機種である。番号が一気に「7」に飛んだがこれはパナソニックがいいものを造った
という自信の表れだと思う。過去にパナソニックのデジカメの歴史を造ったモデルには「7」を
使っていると言うのだ。


「MY LUMIX DMC GX7 」
 
そんなことや、海外サイトに出回ったGX7で撮った作例を見ながら、発売日にぜひ欲しいと思
うようになり、GH3に続いて予約して手に入れた。当初の発売日が製造の遅れで一日遅れて
13日になったものの、無事手にすることができた。

ところが、価格COMを見るとかなり値下がりが早い。オープン価格とは言え、かなり安く卸し
ているのだろうか?慌てて予約までしなくてもよかったのではないかと、少し反省している^^;

それにしてもマグネシューム合金、新開発センサー、テンコ盛りの機能、日本製であるのに、
この値下がりは早すぎると思う。内容の素晴らしさから、簡単に下がらないと思っていたので
かなりの誤算だ。価格COMの掲示板を見ると、久々に賑わっているし、買った人の報告も多
いので、人気機種になって、そろそろ下げ止まるだろうと思う。

さて、2日ほど撮影しての感想は、「軽快」であると言うことに尽きる。
その要因の一つは、シャッターだ。実に小気味よくシャッターが切れる。デビューイベントに
参加した際、応対した説明員が1/8000秒のシャッターになったので、音も変わり良いですよ、
と言っていたとおり、小気味よいのだ。次々に撮りたくなる感じだ。

二つ目は、構え易さである。ファインダーの位置が左端にあって、レンズも左に寄って装着す
ようになっている。ファインダーと光軸はズレているものの、ほとんど気にならない。逆にグリッ
プしている右手とファインダーを覗いている右目が離れているので、構えやすく、撮りやすい
のだ。

三つ目は、ファインダーと背面モニターが優れていることだ。両方とも90度チルトするので、チ
ルトを使って積極的にローアングルから撮りたくなる。色の再現性もよく、撮れる画像とほぼ同
じ色彩で見えるので、軽快さに繋がっている。特に背面モニターは、思っていたより厚さが薄い。
操作し易く使い勝手がいい。

四つ目は、高感度撮影時の作動が機敏なことだ。一般にISO3200くらいから、ノイズリダクショ
ンの影響で保存に時間がかかるものなのだが、GX7はこれが皆無である。GX1やGH3もISO
3200くらいから保存に時間を要するが、これが全くない。当初は、ノイズリダクションが壊れて
いるのではないかと疑ったが、新しい画像処理エンジンが余程優秀なのだろうと思う。高感度
撮影時のイライラが全くないので驚いてしまった。実に軽快なのである。

本日の「ファーストインプレッション その1」はここまで。

「ファーストインプレッション その2を見る」

 
 


「ハイビスカス」

2013年9月15日日曜日

CANON EOS 70D に触った


カメラ初心者には、ちょっとわかりずらい名前のEOS 70Dが8月29日に発売された。60Dの
後継機種なので、70Dになるのは当然とはいえ、一桁違いのEOS 7Dが販売されているので
非常にわかりずらい。購入される方は、70Dなのか7Dなのかはっきりしておく必要がある。

「EOS 7D」

さて、EOS 70Dの売りは、テレビCMでもやって
いたように動画撮影のために新開発された
AFだ。名前を「デュアルピクセルCMOS AF」と
言う。ちょっと舌を噛みそう^^

これまで一眼レフでの動画撮影は、AFでは難し
い面があった。動画をAFで上手く撮れるのは、





パナソニック等のミラーレス一眼だとされてきた。それは、主にAFシステムの違いに起因して
いた。これを一気に解決すべく、キヤノンが開発したAFシステムが「デュアルピクセルCMOS AF」
である。ひとつひとつの画素を独立した2つのフォトダイオードで構成し、全有効画素が撮像と位
相差AFの機能を兼ね備えているCMOSセンサーを新開発したのである。

触りに行ったのは、いつものカメラ量販店。
さーと触って第一印象は、小さくなった、軽いであった。一部にはKISSのように小さくなって、
安っぽいなどの批判があったが、そうは思わなかった。少し小振りになったものの、グリップ
はしっかり握れるし、正常進化だと思う。KISSだとグリップがどうしても窮屈なのだが、70Dは
鷲づかみでグリップできる。キヤノンの他のミドルクラスの一眼レフと大差ないと思う。

70Dの連写速度は、7コマ/秒。これも試してみると、気持ちの良い音がしてしっかり切れること
を感じだ。音もなかなかいい。野鳥撮り派も納得できると思う。野鳥撮りカメラとして名高い7D
の後継機種がなかなか発売されないので、70Dを買う人もいると聞く。納得できる連写の出来
栄えである。

最後に試したのが、動画のAF。売りの「デュアルピクセルCMOS AF」だ。。販売店員さんの説
明を聞きながら操作。スムーズにAFが合い、被写体を追いかけることができた。

操作したのは、短時間。操作したのも限定的なので、動画用AFがどこまで実践で使えるのか
は、わからない。それでも格段に進歩していることを感じた。今後キヤノンは、このAFを更に
進歩させていくことだろう。

レフ機に拘り、静止画も動画も一眼レフで撮りたい。そう言う人にEDS 7Dは応えてくれる
カメラに仕上がっていると思う。ぜひ、店頭で触り、試して欲しいカメラである。


「デジカメ生活を見る」

 
「多摩モノレール」

2013年9月8日日曜日

新製品が続々と登場


各社からデジタルカメラやレンズの新製品が続々と発表されている。中にはすでに発売され
たりしているが、個別に取り上げる余裕がないので、わかる範囲で現段階の各社の主な新製
品等をまとめて紹介しておきたい。これから、まだまだ発表されるだろう。

【キヤノン】
〇コンパクトカメラ
・PowerShot G16:F1.8-2.8mm光学5倍、1/1.7型CMOS、約1,210万画素、9月12日発売予定
・PowerShot S200:F2-5.9mm光学5倍、1/1.7型CCD、約1,010万画素、9月12日発売予定
・PowerShot S120:F1.8-5.7光学5倍、1/1.7型CMOS、約1,210万画素、9月12日発売予定
〇一眼レフ
・EOS 70D:APS-C、約2020万画素、デュアルピクセルCMOS AF、8月29日発売済み
〇ウワサ
・EOS 7DMarkⅡ:具体的な情報なし、発売は来年になるかも

【ニコン】
〇コンパクトカメラ
・COOLPIX P7800:F2~4mm光学7.1倍、1/1.7型CMOS、約1,219万画素、10月10日発売予定
・COOLPIX S02:F3.3-5.9mm光学3倍、1/3.1型CMOS、約1,317万画素、9月19日発売予定
〇一眼レフ
・具体的なものはない
〇ウワサ
・D5300(D5200の後継)とD610(D600の後継)が発売されるというウワサが一部にある

【ソニー】
〇コンパクトカメラ
・レンズ型デジカメ(9月4日海外発表)、スマホをモニター代わりに使う驚きの新製品
〇一眼(ミラーレス)
・α3000(一眼レフ風)(8月末海外発表)、APS-C、約2,010万画素、9月発売予定
〇ウワサ
・書ききれないほど多くのウワサが流れている。ソニーEマウントのフルサイズ機や一眼レフ
風のミラーレス(Eマウント)のウワサが多い。これに対応するレンズのウワサも多くある。

【オリンパス】
〇コンパクトカメラ
・情報なし
〇一眼(ミラーレス)
・OM-D E-M1:グリップ付きの新製品、9月10日に発表される可能性大
・12-40mm F2.8も同時発表される可能性大
〇ウワサ
特になし

【パナソニック】
〇コンパクトカメラ
・情報なし
〇一眼(ミラーレス)
・LUMIX DMC GX7:フォーサーズ4/3型LiveMOS、約1600万画素、9月12日発売
〇ウワサ
・交換レンズ:ライカ Nocticron 42.5mm F1.2は12月中に発売か?
・交換レンズ:150mm F2.8は来年か?

【フジフイルム】
〇コンパクトカメラ
・具体的なものなし
〇一眼(ミラーレス)
・具体的なものなし
〇ウワサ
・新機種X-A1のウワサが流れている。入門用一眼。

【リコー】
〇コンパクトカメラ
・RICOH THETA(360度撮影可能なカメラ)、海外発表。
〇一眼(ミラーレス)
・情報なし
〇ウワサ
・特になし


「デジカメ生活を見る」


「キバナコスモスとツマグロヒョウモン♂」