2014年4月13日日曜日

パナソニック LUMIX DMC GH4に触った


先日、パナソニックセンター東京へ行って、DMC GH4に触ってきた。センターの1Fにある
LUMIXコーナで、30分程いろいろチェックした。

いずれ家電量販店には、実機が並ぶものの、同じ機種に30分も触ることはできない。その
意味で、このセンターの存在は有難い。レンズ交換も自由にさせてもらえるので、欲しい
機種の事前チェックには有難い場所である。

「パナソニックセンター東京」


チェックしたポイントは以下のとおり。
まず、GH4はGH3と同じボディを使っているが、3か所ほど改良されているので、その確認
である。
〇モードダイヤル
〇ファインダー
〇グリップ形状
そして、GH3の発売初期に緩いことで話題になったSDカード扉である。

結論から言うと、いずれも改善されよくなっていた。モードダイヤルは、厚みが増し頭部に
ロックボタンが付けられた。ボタンを押してロックすると、回転を止め固定できるようになっ
ていた。ハードに使う人には有難い改良だろう。

ファインダーは、歪みと色味がよくないと言われてきた。特に個人的には色味に問題があり、
赤の発色が悪く、赤いチューリップが赤く見えなかった。GH4のファインダーで、撮影サンプル
の赤いイチゴを見てみたが、非常に綺麗な赤色に見えた。背面モニターとの色味の差もな
いように感じた。また、接眼部分の部品も大型化され、よくなっていた。

グリップは、内側に少し窪みがつくられ、指先を掛けやすくなっていた。ただこれだけでは、小
指側に深みが足りない点が解消されていない。グリップを大型化すると、付属のバッテリー
グリップも変更せざるを得なくなるので、今回はこれで納得するしかないだろう。

SDカード扉は、パチッと閉まるように改善されていた。ただグリップは時に力が入る場所な
ので、もっとしっかりした扉にして欲しいと思う。ボディの基本形状が変わっていないのでや
むを得ないが、次期モデルでは見直して、もっとしっかりした構造にして欲しいものである。

「14-140を取り付けたGH4」


次に、機能等の進化で次の3点をチェックしてみた。
〇AF
〇高感度時の保存スピード
〇画質

AFは、新たに空間認識AFを導入。これまでのコントラストAF単独から、二つを合わせるこ
とで、更なる高速化を実現したという。センター内という限られた場所であるが、いろいろ
チェックしてみた。連写はAFSで12コマ/秒であり、シャッターを押すと、これまでのLUMIXで
は味わえない軽快なシャッター音を聞くことができた。

個人的に課題と思っている近撮時のAFも、センター内ではほぼ迷うことなく合掌した。センター
内では撮影対象が限られているので、細かいチェックはできなかったものの、かなり期待でき
るだろう。

空間認識AFは、パナソニック独自の新しい技術である。であれば、今後改良する余地が沢山
あると推測される。パナソニックは、バージョンアップに熱心なので、改良が出ればそれで対応
するだろうから、安心できると思う。

GH3の高感度の保存は、時間がかかり、次のシャッターが押せない。GX7やGMにはスト
レスはないが、GH3はちょっとイライラする。GH4を試してみると、当然のことながら、すべて
解消され、よくなっていた。最高感度で撮っても、すぐシャッターが押せる。保存はしているが、
同時進行で撮影できるのだ。カメラ内のバファーメモリーが大きくなったのだろうと思われる。

最後は画質。センターでSDカードは貸してもらえるので、液晶での確認はできたものの、持ち
帰りはできない。背面液晶で拡大表示だけでは正直ハッキリしない。価格COMには、海外で
のサンプルが紹介されたりしているので、個々人で判断されたい。個人的には、多くのサンプ
ルを見てみたいと思っているところである。パナソニックが開発発表で、静止画も進化している
と言っているのでそれを信じたい。

GH4の発売は、今月24日である。今回、予約はしていないのでじっくり見極めたい。それでも
発売記念キャンペーンでは、32GBのSDカードとバッテリーが貰えるので、これには間に合わ
せたいと思っているところである。

「勝鬨橋(センターからの帰り道)」


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