2018年4月25日水曜日

LUMIX DC G9 のAFポイントスコープについて

4月26日17:25、一部修正しました
G9のレビュー Ⅱを昨日書いてアップしたが、書き切れない部分があったので、個別にいろいろ取上げて書くことにした。

DC G9には、新しい機能としてAFポイントスコープ機能が搭載されている。


従来からLUMIX機には、マニュアルフォーカス(MF)時に拡大表示ができる機能があったが、この応用だろうと思われる。初期設定により、カメラボディ前面のFn4ボタンにその設定がされているので、ボタンを押すと押している間だけ拡大表示される。これは、AFS、AFF、AFCのAFモードであれば、拡大表示される。ただし、すべてAFSで表示され、拡大表示したまま撮影すると、AFFやAFCでもAFSでの撮影になる。

この初期設定を変更して、拡大表示の維持や全画面表示にするには、左の画像のとおりカスタムメニューのフォーカス/レリーズから入って設定変更を行う。
カスタムメニューの2/6内にAFポイントスコープ設定があるので、さらに選択して詳細メニューに入る。

初期設定では、拡大表示維持がOFFになっている。OFFでもボタンを押している間は、拡大表示させられるが、拡大表示を維持するには、ONに変更する。

ONにすると、ボタンを押すことで拡大表示になり、ボタンを離しても拡大表示が続けられる。

PIP表示では、AF枠の周辺のみを拡大するPIP表示か、画面全体を拡大表示する全画面表示かを選べるようになっている。PIP表示か、全画面表示かは、いろいろ使ってみて自分の使い方に合わせたい。シャッターを半押しすると、AFSで拡大表示部分のピントが合い、綺麗に見えるようになる。

拡大表示倍率は、後ダイヤルで3~6倍まで変更でき、小数点以下の変更は、前ダイヤルで変更できるようになっている。拡大表示を止めたいときは、Fn4ボタンを再度押すか、MENU/SETボタンを押しても解除できる。痒いところに手の届く仕様になっているので、驚いてしまう。

このAFポイントスコープ機能は、飛びものの撮影には向かないかも知れないが、枝に止る野鳥や茂みの中にいる野鳥を撮るのに重宝しそうだ。何より、AFFやAFCでもボタンを押すと、拡大表示(AFSに変更される)できるのは有り難い。

このスコープ機能は、撮影に使うだけでなく、望遠レンズを装着する事で、立派な望遠鏡になる。強力な手ブレ補正で、画面の揺らぎも少ないので、撮影現場での野鳥の確認、鳥種の判別などに使うことが出来る。とても素晴しい機能である。この機能搭載を考えたLUMIXの技術者の方々に、大拍手を送りたい。(4月26日17:25、一部修正しました

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